楽天モバイルを応援する楽天社員( @rmobileouen )です!
実際にRakuten Casa6をレンタルして試したレビューです。自宅やオフィスの電波環境改善に挑戦し、設置手順やWi‑Fi6搭載機能をリアルな体験をもとに徹底解説します。楽天モバイル利用者必見!
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楽天モバイルを契約したけど、「自宅で電波が繋がりづらいな…」「店舗内で楽天モバイル回線が通じづらい席がある…」というご不満がある方もおられるかもしれません。そんな悩みを解決するのが「Rakuten Casa(楽天カーサ)」です。
なお、誰でも申込をできるわけではなく、電波改善・調査依頼後に、楽天モバイルからRakuten Casa設置の案内を受けることが前提となります。今回、我が家においては、対象となりまして、「Rakuten Casa6」をレンタルしています。実機での使用感を含めてレポートします。
屋内に楽天回線を構築し、通信環境の改善にご利用いただける小さな4G基地局「Rakuten Casa(楽天カーサ)」につい…
Rakuten Casaってなに?
Rakuten Casa(楽天カーサ)とは、楽天モバイルが提供する屋内専用の小型基地局です。自宅などのインターネット回線に接続して利用し、電波が届きにくい屋内で小さな楽天回線エリア(4G LTEエリア)を作り出します。これにより、自宅の中でも楽天モバイルの電波状況を改善し、安定した通話やデータ通信が可能になります。「自宅に電波が届かない・繋がらない」といった悩みを解決し、屋内を快適な通信空間にすることがRakuten Casaの目的です。
なお月額利用料は無料で、本体も楽天モバイルからのレンタル提供(無料)となっています
設置に当たって初期費用や手数料も基本かからず、契約解除料もありません(利用終了時に本体を返却する必要があります)
Rakuten Casaには現在2種類のモデルがあります。初代の「Rakuten Casa」(無印モデル)と、後継機の「Rakuten Casa 6」です。初代モデルはWi-Fiルーター機能を持たない単機能のフェムトセルですが、Rakuten Casa 6はWi-Fi 6対応の無線LANルーター機能を搭載している点が大きな違いです。ただし、どちらのモデルが提供されるかはユーザー側で選ぶことはできず、楽天モバイル側で判断します。
また、Rakuten Casa(初代・6とも)自体は5G通信には非対応であり、提供するのは4G LTEのエリアのみとなります。LTEの電波および(Casa 6の)Wi-Fi電波を利用するため、通信速度は接続するインターネット回線の速度に依存します。例えば自宅の固定回線が高速であれば高速な通信が可能ですが、回線が混雑する時間帯にはデータ通信速度が低下する場合があります
Rakuten Casa6とは?
Rakuten Casa6は、先述のRakuten Casaの新型モデルです。最大の特徴はWi-Fi 6対応のルーター機能を備えた点で、これにより従来モデルでは必要だった外部ルーターを用いずに、本機を家庭用Wi-Fiルーターとしても兼用できるようになりました
たとえば自宅のネット回線でONU(光回線終端装置)しかなくルーターがない場合でも、Rakuten Casa 6を設置すればそのままWi-Fi環境を構築できます。
初代Rakuten CasaもWi-Fiアクセスポイント機能自体は備えていましたが(Wi-Fi 5〔802.11ac〕対応)、ルーターモード(NAT機能)非搭載のためブリッジ専用でした
Rakuten Casa6では有線WANポートが2.5GbE対応となり、ハードウェア性能も向上しています。ただし、携帯通信としては5G非対応で、4G LTE用フェムトセルという点は初代と変わりません
なお、Rakuten Casa 6のルーター機能は「楽天ひかり」のみで利用可能です、そのため、他社回線では基本的にAPモードでブリッジ接続して使う形となります
要するに、Rakuten Casa6は「ルーター機能付きのRakuten Casa」と位置づけられ、Wi-Fi 6による高速無線LANや有線ルーター機能が追加されたモデルです。それ以外の目的(自宅の携帯電波改善)や基本的な使い方は初代Rakuten Casaと共通しています。
Rakuten Casaをおすすめしたい人!
Rakuten Casaは、楽天モバイルの電波が自宅や店舗内で弱い・圏外になる方向けの解決方法と用意されています。具体的には以下のような利用シーンやユーザーが想定されます。
- 自宅で楽天モバイルが繋がりにくい人:屋内では電波が1本しか立たない、あるいは圏外になってしまうような場合、Rakuten Casaを設置すれば圏内に改善できます。自宅が楽天回線エリア内でも建物の構造上電波が届かないケースや、逆にエリア外(パートナー回線エリア)で常に通信制限があるケースでも、自宅内を楽天回線エリア化して快適に通信できます
- 室内の通話品質や通信速度に不満がある人:電話が途切れやすかったり、データ通信が遅いと感じている場合、Casa設置によって自宅のスマホ通信が安定・高速化します。固定の光回線をバックボーンに利用するため、動画視聴やオンラインゲームもスムーズに行えるようになります
- 地下店舗やオフィスで楽天回線を使いたい人:地下や建物奥まった場所で楽天モバイルの電波が届かず困っているケースでも、インターネット回線さえあればCasaで独自エリアを構築可能です。例えばお店で楽天モバイルのスマホ決済(楽天ペイなど)を使いたい場合に有効で、来店客や従業員が楽天モバイル圏外で困る状況を解消できます。
- 楽天モバイルを契約したいがエリアが不安な人:自宅周辺に楽天基地局が少なく電波状況が不安な方にとって、Rakuten Casaは「自分専用の基地局」となり得ます。楽天モバイルではエリア改善要望に応じてCasaを無料レンタルしていますので、これを設置すれば当面の電波問題を解決でき、将来的に近隣に基地局が整備された際には返却するといった使い方も可能です。
要するに、楽天モバイルユーザーで自宅にブロードバンド回線があり、電波改善を望む人にピッタリのサービスと言えます。逆に、もともと自宅で楽天モバイルの電波が十分強い場合は無理に導入する必要はありません。またCasaの利用には楽天モバイルの契約だけでなく指定の固定インターネット回線契約が必要になるため、自宅にネット回線を引いていない人にはハードルがあります。自宅回線をこれから用意してでも楽天モバイルを使いたい・電波を改善したいという方はありがたいですが、なかなか稀有でしょうね…
Rakuten Casaを利用するためのポイント
Rakuten Casaを快適かつ安心して利用するために、知っておきたいポイントやコツをまとめます。
- 設置場所の最適化: Casa本体は電波を発信する機器ですので、Wi-Fiルーターと同様にできるだけ開けた場所に置くと電波が届きやすいです。特に電子レンジやコードレス電話機など強い電波干渉源の近くは避けましょう。
- 常時稼働を心がける: Rakuten Casa は、電波法に基づき、楽天モバイルが特定無線局の免許を取得して設置するものです。原則として24時間稼働させておくことが求められるため、夜間だけ電源を切るといった使い方はNGです。どうしても長期間使わない場合や引っ越しの場合は、楽天モバイルに連絡のうえ適切な対応(一時停止や返却手続き)を取りましょう。日常的にはコンセントに繋ぎっぱなしで放置して構いません。消費電力も小さいのでつけっぱなしによる電気代はわずかです。
- Rakuten Casa 6のモード設定: Casa6をご利用の場合、設置後に現在の動作モードを確認してください。背面スイッチが「AP」になっていればブリッジ接続、「Router」になっていればルーターモードです。もし楽天ひかり以外の回線でRouterモードにしてしまうと正常動作しないため注意が必要です(その場合はAPモードに戻し、市販ルーター経由で繋ぎます)。逆に楽天ひかりで利用中にAPモードにしてしまうとWi-Fiアクセスポイント機能しか使えずインターネット接続できません。設置環境に合ったモードになっているか必ず確認しましょう。
- 既存Wi-Fiとの共存: Casa6をAPモードで使う場合や初代Casaの場合、既存のWi-Fiルーターと併用する形になります。なるべくチャンネル干渉を避けるため、CasaのWi-Fiとお手持ちのWi-Fiが近くにある場合は物理的に少し離して設置するか、周波数帯を分けることをおすすめします。必要であればRakuten CasaのWi-Fi機能をオフにする設定も可能です。既に十分なWi-Fi環境がある場合、CasaのWi-Fiは無理に使わずLTEフェムトセル機能のみに専念させたほうが良いかなと思います。
- 他人による利用への対処:LTEフェムトセルについて、隣家の人など、周囲の楽天モバイルユーザー端末が自分のCasaに繋がることはあり得ます。基本的に防ぐ方法は提供されていません。光回線なら無制限なので大きな追加負荷は問題になりにくいかなと思います。なにか問題がある場合は、楽天モバイルへ相談すれば解決できるかもしれません。
- 定期的な確認: ときどきRakuten Casa本体のLEDランプ状態を確認し、正常に稼働していることをチェックしましょう。何らかの異常でランプが赤点滅していたりした場合、通信できていない可能性があります。その際は一度電源リセットを試み、それでも直らなければサポートに連絡します。また楽天モバイルからCasa利用者向けにファームウェアアップデートが配信されることもありますので、自動更新されるよう常時接続を維持してください。アップデート後に再起動がかかることもあります。
- 撤去・返却時: 不要になったRakuten Casaは放置せず、楽天モバイルに連絡して返却手続きを行いましょう。返却しないままで放置すると、なにか問題が発生したときに面倒なことになります。電波法等の関連法令に基づき懲役または罰金に処せられる場合もあります。返却時は付属品も忘れずに揃え、本体を丁寧に梱包して送り返してください。
以上のポイントを押さえておけば、Rakuten Casaをより安心・快適に利用できると思います!設置後は自宅が楽天回線エリアになることになるので、ぜひ楽天モバイルを存分にお楽しみください。
Rakuten Casa6と設置方法と必要なもの
Rakuten Casa設置に導入手順と準備物を説明します。基本的な流れは次のとおりです。
- 提供の案内を受ける/申し込み: まずRakuten Casaを利用するには、楽天モバイルから設置許可・案内を受ける必要があります(前述の通り、電波改善の申し込みを行い承認されることが前提)。案内に従って申し込み手続きを行うと、自宅へRakuten Casa本体が発送されてきます。
- 必要な機器・環境を準備: 設置場所にはインターネット回線(光回線など)が開通済みであることが必要です。加えて初代Casaの場合やCasa6をAPモードで使う場合は市販のブロードバンドルーター(またはルーター機能内蔵ONU)が別途必要になります。すでに自宅でWi-Fiルーターを使っていればそれでOKです。Casa6をルーターモードで使う場合のみ単体で動作しますが、その際は楽天ひかり回線であることを確認してください。
Rakuten Casa 重要事項説明書には絶対に目を通しておいてください。
- 設置場所を決める: Rakuten Casa本体を置く場所を選びます。屋内のなるべく広い範囲に電波が行き渡るよう、家の中央付近や高い場所に置くのが理想です。また電子レンジやコードレス電話機など電波を発する機器の近くは避け、周囲に遮蔽物が少ないスペースに設置してください。。湿度の高い場所も避け、安定して置ける平らな面に設置します。
- 機器を接続する: 付属のLANケーブルを使い、Rakuten Casaの「Internet」ポート(黄色)とインターネット回線に接続されたルーターのLANポートを接続します。Casa6の場合は、本体裏側のモード切替スイッチを接続形態に応じて切り替えます。既存ルーターに繋ぐ場合は「AP」に、楽天ひかり回線で直接ONUに繋ぐ場合は「Router」にセットしてください。
- 電源を入れる: 本体と付属の電源アダプターを接続し、コンセントに差し込みます。すると本体前面のLEDランプが点灯し起動が始まります。電源投入直後は接続が確立するまで時間がかかるため、しばらく待ちます。初期設定やアップデートが自動で行われ、数分後には動作状態が変化します。
- 接続完了を確認する: 電源投入から5~15分程度経過すると、Rakuten CasaのLEDランプが所定の状態に変わります。
LED表示(Power/Internet/LTE/WiFiランプ)が正常(通常は緑点灯)になれば設置完了です。スマートフォンで楽天回線に接続できているか確認しましょう。場合によってはスマホ側で機内モードのON/OFFを行い再検索すると繋がりやすくなります。
設置直後はすぐに通信できなくても焦らず、一日程度は様子を見るようにしてください。それでも繋がらない場合、取扱説明書のLEDランプ状態一覧と照合して原因を確認してください。
- スマホ・Wi-Fiの設定: Rakuten Casaは一度繋がれば、あとは特別な設定不要でスマホが自動接続します。楽天回線対応スマホであれば、従来通り楽天モバイルの電波として認識され利用可能です。通話もデータ通信も普段通り行えます。またRakuten Casa 6の場合、本体はWi-Fiアクセスポイントにもなります。スマホやPCをCasaのWi-Fiに接続したい場合、本体側面に記載されたSSID(ネットワーク名)とパスワードを確認し、通常のWi-Fi接続と同様に端末から入力して接続します。初期状態では2.4GHz帯と5GHz帯のデュアルバンドで電波を出しており、SSIDは「RakutenCasa…」といった名称になっているはずです。必要に応じてRakuten Casaアプリをスマートフォンにインストールすると、SSIDやパスワードの変更、QRコードでの共有、通信速度チェック等が行えて便利です。
以上が基本的な設置手順です。設置作業自体はLANケーブル接続と電源投入だけの簡単なものです。公式のクイックスタートガイドやサポートページも参照しながら進めると安心です。不明点があれば楽天モバイルのサポートにお問い合わせください!サポートページが充実しているので概ねこちらで解決できるとは思います。
屋内に楽天回線を構築し、通信環境の改善にご利用いただける小さな4G基地局「Rakuten Casa(楽天カーサ)」につい…
まとめ
Rakuten CasaおよびRakuten Casa6は、楽天モバイルの電波改善に非常に効果的なソリューションです!自宅やオフィスにおける「圏外で困る」という悩みを、小型基地局を設置することで解決し、まさに“あなた専用の4G基地局”を持つ感覚でスマホを使えるようにしてくれます。月額無料で提供される利点も大きく、光回線さえ用意できれば追加コストなく導入できる点は魅力的です。特にCasa6ではWi-Fiルーター機能も兼ね備えているため、一石二鳥です。
もちろん導入ハードル(申請手続きや固定回線契約)や、5G非対応・第三者接続といったいくつかの制約はあります。
しかし、それらを踏まえても「自宅で楽天モバイルが使えない」という致命的な問題を解消できる価値は高いと思います。実際に設置したユーザーからは
といった評価も。私も導入してみて一定の効果があったように感じています。エリアに不安があって楽天モバイルの契約を躊躇している方でも、Rakuten Casaの存在を知れば安心して検討できるはずです。
Rakuten Casaシリーズは楽天モバイル契約者にとって心強いサービスかなと思います。電波状況でお悩みの方は、ぜひ楽天モバイルに相談のうえ導入を検討してみてください。自宅が快適な楽天回線エリアに生まれ変わると、かなり便利です。あなたの通信環境改善にRakuten Casaが役立つことを期待しています。
とはいえ、Rakuten Casaは一時的な解決方法と考えます。楽天モバイルとしては、基地局の設置、プラチナバンドの順次拡大を続けています。
今後とも楽天モバイルの品質改善にご期待ください。
なお、「楽天モバイルって実際どんな感じ?」と興味ある方向けに、楽天モバイル従業員紹介キャンペーンをご用意しています。
意外に使えてしまう楽天モバイル、ぜひお試しください。