楽天モバイルが計画する「Rakuten 最強衛星サービス」が、2026年末 → 2026年早期へ前倒しされる、かもしれません。「Rakuten AI Optimism」のカンファレンス内で矢澤社長が、2026年末の提供が予定されている「Rakuten 最強衛星サービス」の開始時期を前倒しする可能性について言及しました。
各キャリアで競争が進んでいる分野なので、期待したいと思います。
各キャリアで競争が進んでいる分野なので、期待したいと思います。
目次
提供前倒し？Rakuten AI Optimism内で言及
開催のイベント 「Rakuten AI Optimism」で、楽天モバイルの 矢澤社長から
「今、社内ではもう少し前倒しできるように頑張っている。来年の早い時期に楽天モバイルユーザーに対して、サービスを提供したいと思う」
といった旨の発言がありました。
当初2026年第4四半期を見込んでいたスケジュールから 10か月程度早まる可能性があるのであれば、これは朗報ですね。
低軌道衛星による通信サービスは激化傾向なので、早期開始できるならかなりうれしいことです。
改めてRakuten 最強衛星サービスとは？
「Rakuten 最強衛星サービス」は、 市販スマートフォンと米AST SpaceMobile社の 低軌道衛星を直接つなぐことで、山間部・離島・災害時でも 通信を可能にする楽天モバイルのプロジェクトです。2025年4月には 福島県─東京都間で衛星経由のビデオ通話実験に成功し、 “圏外ゼロ”実現へ大きく前進しました。
AST SpaceMobileと組む“直接通信”モデル
- 試験衛星 BlueWalker 3 は高度約508–527 kmを周回。 商用衛星 BlueBird は約725–740 km帯を予定。
- 通信経路はスマホ ↔ 衛星 ↔ 地上ゲートウェイ ↔ コア網。 地上の携帯基地局は不要。
- 3GPP準拠の既存周波数（主に850 MHz帯）を利用するため、 専用端末は不要。既存4G/5G対応スマホでOK。
2025年4月のビデオ通話実験成功
福島県のゲートウェイ局と試験衛星を介し、市販スマートフォン 同士で双方向ビデオ通話に成功。楽天モバイルはこれを 「圏外ゼロ」達成へ向けた重要なマイルストーン と位置付けています。
圏外が消える？ユーザーにもたらす3つのメリット
- 山間部・離島でも“つながる”
登山や船旅、僻地での業務でも通話・データ通信が可能に。 - 災害時のバックアップ回線
地上インフラに依存しないため、 緊急時の連絡手段として大きな安心感。 - 追加ハード不要
対応バンドのスマホならSIMを差し替えずそのまま利用できる手軽さ。
今後のロードマップと留意点
- ▼ 2025年下期：追加実証・通信品質チューニング
- ▼ 2026年早期：β版サービス開始（音声/SMS中心）※前倒し想定
- ▼ 2026年中：データ通信を段階的に開放し通信速度向上
- ▼ 2027年以降：商用フェーズ完了、グローバルローミング視野
※スケジュールは衛星打ち上げや電波法認可の状況で変更となる場合があります。
まとめ｜“最強”の名にふさわしいエリア拡大へ
矢澤社長が前倒しを明言したことで、Rakuten 最強衛星サービスは さらに現実味を帯びました。都市部のプラチナバンド拡充と合わせ、 “地上＋宇宙”のハイブリッド網が整えば、楽天モバイルの 圏外ゼロ戦略は大きく前進。「山でも海でも楽天」という未来が、 想定より早く訪れるかもしれません。
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